阪大の自己修復ポリマーのニュースで思ったこと

テクノロジー

ちょっと前だけど、ニュースになっていた「阪大の自己修復ポリマー」について思ったことをまとめておきたい。

と大上段に構えた言い方になったけど、オレは高分子というか化学については全くの門外漢だし、単なるおっさんの戯言的な記事だから、その辺はヨロシク。

とりあえず、オレが見たニュースは↓のヤツな。

実用化へ大きく前進!傷をつけても“即回復”する自己修復プラスチック開発 大阪大など(2020年9月1日)

相当前に自己修復ポリマーのニュースというか記事を読んだことはあって、こういう機能を持つ物質がこれまでに全くなかったわけではないんだと思う。

ただニュースの動画を見て、率直に「すげぇな」とは思っちゃったけど(笑)特殊な環境(温度・圧力あるいは雰囲気)の中ではなく、普通の環境で見事に修復し更に強度も落ちていないというのが、びっくりだったなぁ。

多分オレが最後に自己修復系の話を読んだか見たのは、次に挙げるような特殊な雰囲気下での話だったような気がするんだけど・・・。

二酸化炭素で自己修復を促進する、新しいイオン性高分子材料「気体可塑性エラストマー」を開発。 | 国立大学法人 岐阜大学
国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学公式サイトです。大学案内、学部・大学院案内、附属施設、教育研究やイベント情報など、岐阜大学の情報をお届けします。

↑のリンクは岐阜大学の研究例で、二酸化炭素中で自己修復が促進されるという記事。今回話題なった阪大の自己修復ポリマーとは修復原理が違うんじゃないかな?

岐阜大学の記事にある自己修復は、高分子内の結合箇所を外界の雰囲気で柔らかくして、再結合を促進する(?)という方法。

阪大の自己修復は、高分子内の結合箇所をマジックテープのオス・メスみたいにしておいて、どこで切っても再びくっつけられるようにするという方法。

オレはそういう風に理解している。どちらの方法が良いのか悪いのかというのは言えないし、その必要も全くないとは思う。それを採用された材料の特性とか用途によってもどちらの原理の方が向いている・向いていないというのが変わってくると思うんで。

ただ、こういう基礎研究自体は歓迎したいし、実用化は待ち遠しいな。プラスチックの自己修復って、単純に便利そうなんで。

本来日本って、こういう基礎技術をもっと磨いて経済的に成長していかないといけないんだろうけど、金もかけないし、あまり魅力が広まらないから研究者のなりてもいないんだろうな。

で、結局ニュースの動画みたいに海外からの学生が主体になって研究して、積み上げたノウハウもそのまま海外へ垂れ流しになっちゃうんだろう、残念だけど。

海外から来る学生は何も悪くはないと思う。ただ、国としてはやっぱり守るべきところは守らないとイカンとは思うよ。マジで。資源もない、産業も海外に負けている。こんな状況で、基礎研究に研究費として国家予算をつぎ込んでも途中の過程のノウハウを全部海外に持っていかれたら何が残るの?って思っちゃうな。

借金漬けのおっさんが言うことじゃないだろうけど、今回のニュースを見ていて、ちょっと思っちゃった。

ちなみに、このニュース、スラドにはスレッドがたっていなかったから、それほど話題にする内容ではないのかな?オレ的には興味深いニュースだと思ったんだが。

何はともあれ、今回の成果で、自己修復ポリマーの実用化に大きな前進があったということなんで、この技術を製品に採用する企業がどこになるのかは要チェックやな。その企業や関連産業の株に動きがあるかも知れんからな。

いまは日本株はやってないけど、動向だけは勉強しとかないとな。

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