収入の柱を作る目的で昨年の10月からアマゾンでの物販に取り組んでいました。
しかし、いろいろと障壁がありアマゾンでの物販はやめることにしました。
その理由について記事としてざっくりとまとめました。
アマゾンでの出品を考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです。
アマゾンでの物販を考えるようになった背景
アマゾンでの物販を考えるようになった背景を簡単に振り返ります。
詳しくは、以前書いた記事も参考にしてください。
昨年の10月頃、あまりにブログ収益の発生しない状況に業を煮やし、ブログ以外のビジネスへのトライを模索し始めました。
その一環で、ブログに比べてより即効性があり、結果が分かりやすい物販をすることに。
リベ大の「中国輸入せどり」を拝見したことがきっかけです。
販路として考えたのはメルカリとアマゾン。
メルカリで様子を見て、その後ちゃんと販売していくなら、アマゾンの方がいいかなと思ったわけです。
ということで商品を仕入れ、販売の準備をしていったのでした。
出品ができるようになるまでが大変でした(笑)
メルカリは商品購入後すぐに販売する準備が整いましたが、アマゾンは結構大変でしたね。
何が大変かというと、ざっくり次の2点でつまずいて、販売に至るまでに2ヶ月くらいは何もできず時間を費やしてしまったのでした。
- 販売者としての審査の通過
- 商品登録までの手順
「販売者としての審査の通過」に関しては、「審査に通った」のか「通っていない」のかが全く分からない通知が来ていて相当翻弄されましたよ(苦笑)
アマゾンに問い合わせた結果「通っていない」という回答だったので、もう一度準備をして再審査を依頼したところ「やっぱり審査に通過している」という回答が来ました。今から思えば、あの時点でもうケチが付いていたんですね(^^;
次に商品登録までの手順で引っかかったのでした。これは私の見落としが原因なのですが、相当へこみました。何度商品登録しても「登録内容不備のため修正の必要がある」というDMがきっちり7日後に返ってきていて、相当時間を取られました・・・。
このようなやりとりをしておよそ2ヶ月経ってようやく出品できたんです。
せっかく出品できたけど、続けられなかった2つの理由
念願の出品ができるようになったところまでは良かったんですが、結局続けられませんでした。
その理由は大きく次の2点です。
- 世界中のアマゾンからの請求(泣)
- 手数料の高さ(販売価格の20%)
それぞれ簡単に説明します。
前提:アマゾンのアカウントを使う「初期費用」が発生(笑)
まず前提の話をします。
「世界のアマゾンからの請求」の話に入る前に、日本の話をしますね。
「前提」になりますが、アマゾンでは大きく2種類の販売の仕方があります。それは次のようなものです。
- アマゾンの倉庫に在庫をおいて、アマゾンに発送を任せる(FBAサービス)
- 注文を受けた後、手元にある商品を自分で発送する
私は小規模から始めるつもりでしたし、最初は元手がなかったので1万円くらいで仕入れてそれを売ろうと考えいました。
ですので、FBAは必要ないと考えていました。
しかし、私の登録時の設定の仕方が悪かったからなのでしょうか?販売サービスが使えるようになった時点で、デフォルトで「FBAサービス」を使うことになっていたんです。
「FBAサービス」って、商品が売れても売れなくても、在庫がアマゾンの倉庫にあってもなくても固定費がかかります。その費用は月額5,390 円(!?)
販売サービスが使えるようになって、いろいろと見ていて「FBAを使う」ことになっていたので、すぐに「FBAを使わない」ように設定したのですが、5,000 円は支払わないといけなかったんですよね。
初月は、「初期費用」と思って諦めましたけど、それほど利幅のある商材ではなかったので、正直痛かったです。
これ、どういうことかというと私の販売者のアカウントがいつの間にか使えるようになっていたことと関係があるんです。
アカウントが使えるようになっていて、半月くらいしてから実際に使い始めたので設定を変えたものの初月分の請求はきたというわけ・・・なんですね。
世界中のアマゾンから請求の嵐
それはまだ、諦めがついたのですが、その後が怖かったんですよ。
というのも、世界中のアマゾンの現地法人から「FBAサービス」の使用料の請求がき始めたんです。
しかも請求のタイミングが少しずつずれてきたんです・・・。
どうやら私は販売者アカウントを開設する際、世界中のアマゾンで販売するという設定にしていたみたいなんです。(まったく気が付いていなかったのですが)
それで、世界各国のアマゾンのFBAサービスに対しても日本と同じようにデフォルトで「FBAサービスを使う」に設定されていたために、その費用が発生したということみたいなんですね。
フランス語で請求のメールが来たりしても、分からないのですが・・・。
最初支払を抵抗していたのですがアメリカとイギリスの分はやむなく支払いました。(理由はいろいろとあるのですが)
でも、イギリスの請求が来た時に、これはダメだなぁと思い、アマゾンでの販売を続けないことを考え始めました。
アマゾンの手数料は販売価格の20%だった
アマゾンの手数料は、商品によっていろいろと変わるようになっています。
私の商品単価は2,000 円くらいで利益は100円あるかないかくらいだったんですね(^^; 利益を取れなかったのは、ライバルがいてそれに負けてしまうから。
勿論、予めわかっていたのですが半分は勉強するつもりでの出品だったので、
「赤字にならなければいいかな」
というくらいのつもりで出品していたんです。
ところが、アマゾンの手数料が想定以上で20%もあったんです。
しかも、送料も固定(←これは、私のやり方が悪かったことも原因ではあるのですが(^^ゞ)で、かなりの赤字になってしまいました。(アマゾンが指定する送料で商品を発送するのはできませんでした・・・)
商品価格設定を変えればよいという話なんですが、それだと売れませんしね。第一、それほど高い価格で売りたい商品ではなかったので、アマゾンでは販売できないなぁと決心しました。
損はしたけど、軽傷で済んだのでよかったです
いろいろとありましたが、結果的にざっくりと15,000 円くらいの赤字で済みました(笑)
確かに損はしたんですが、軽傷で済んでよかったです。
それに今回の一連の経験は、ある意味貴重な経験になりました。
いつも便利に使わせてもらっているアマゾンですが、販売している皆さんは結構大変なんだなとしみじみ思いました。
勿論、ちゃんと利益の取れる商品を選定してやっておられる方は、きちんとしたビジネスとして成立されているわけで、私のような事態にはなっていないでしょうけれど・・・。
アマゾンでの販売はやめたけど、別の方法を模索したい
アマゾンでの販売はやめましたが、別の方法での販売は模索したいと考えています。
アマゾンほどの集客は難しいでしょうけど、商品によっては自分でECサイトを作って販売した方がいいんじゃないかなと思いました。特に今回の経験から、それを強く感じました。
適正価格で商品を提供するには、自分で利益率をコントロールできる環境を作るしない事が良くわかりましたし、多くの販売業者の皆さんがそうしている意味が良く理解できましたね。
一応、今回仕入れた商品は完売できたので、今のところすぐに物販をしようとは思っていないのですが、落ち着いたら販売チャンネルを作ったうえでまたチャレンジしたいと思います。
その時はブログでも記事として取り上げたいと思いますので、興味のある方は楽しみにしていてください。
まとめ
アマゾンでの物販を諦めた理由について記事にまとめました。
最終的に15,000円くらい損したわけですが、本当に良い勉強になりました。
今回私が遭遇したような状態って、多くの人はなっていないと思うので、恐らく私のアカウント登録のやり方、設定(?)が悪かったのだと思います。
多くの販売業者さんが利用しているアマゾンのサービスですから、普通に利用すれば、今回私が出くわしたような事態にはならないのでしょう。そういう意味ではあまり参考にならないかもしれませんが、もし私と同じような状況の方がいらしたら、対応の参考にしていただければ幸いです。
ブログを諦めたわけではありませんが、物販も細々とでも続けていけたらと思っています。
別のアプローチで物販を再開した際には、記事にしたいと思いますので、興味のある方はお楽しみに。