アフィリサイトの改修をしました。
この記事では、改修するに至った背景や方針をまとめます。
改修の方針は「WordPressのカスタム投稿とカスタムフィールドの機能を応用する」ということにしました。
結果としておよそ10~15時間ほどかけてサイトの改修は完了しました。
ただしアフィリサイトであるため、今回の改修が良い物だったのかそうでないかを確認するにはしばらく時間がかかりそうです。
夏休みの宿題やったよ
運よく(?)久しぶりに夏休みをもらえた。
例の感染症のこともあるのでどこにも行けないし、そもそも借金漬けのオレは、金もないから何もできないわけよ。
で、せっかく自由になる時間があるならと、オレが自らに「夏休みの宿題」として課した「アフィリサイトの改修」が概ね完了したので、今回やったことを自分への備忘録として記事にまとめることにした。
ただし、まとめる内容は方針だけで、そのサイトを公開するわけでも具体的なコードを書くわけではないから、その辺はよろしくな。
オレのアフィリサイトについて
以前の記事にも書いたようにオレはアフィリサイトとして特化型ブログをいくつか持っている。
といっても、ほとんど稼げてない。数年前に「勉強」というか「修行」を目的に作ったサイトだ。正直
「こんなんで、報酬なんてもらえるの?」
みたいな感じで、半信半疑で取り組んだものだ。
でも、フタを開けてみたら「ちょびっと」は報酬が発生したんだよな、これが。その時アフィリエイトについて調べる中で
「アフィリエイトをやる90%以上の人が1,000円も稼げない」
なんていう言葉をよく目にしたけど、その壁は超えることができた。確かにまじめにやればある程度は稼げることはわかった。あと、どれだけ時間がかかるのかも、実感できた。
かかる時間については、結局内容とかやり方次第のところもあるし、やる人にもよるんだけど、オレのようなただのおっさんで、特別な手段をとらないヤツはやっぱり時間がかかるものなんだと思う。
更新に疲れて、放ったらかしに
アフィリサイトをやるうえで重要なことの一つとして
「自分に興味のあるジャンルを選ぶ」
というのがある。オレはそんなのを無視して、とにかく手あたり次第にいろいろと取り組んだよ。修行だったんで。
それでも(どんぐりの背比べだけど)成績のいいサイト、報酬が発生したサイトが出てきて本当に興味深かったわけだけど、一つ問題が。
それは、せっかく成長しかかってきたサイトも更新するのに疲れちまって放ったらかしにしちまったんだよな。もちろん確信犯ね。
その時は特にアフィリエイトの報酬を期待していたわけじゃなかったんで。
なんせ興味のないジャンルだし、記事を書くのが辛くて仕方なかった。
気が変わったのは借金漬けになってから
今年に入りゼロというかマイナスから人生のやり直しをすることになり、稼ぐ力をつけないとどうしようもなくなってようやく気が変わったというわけだ。
とはいえ、昔作ったアフィリサイトをこれから改めて更新していって、自分で満足できるほど稼げるようになれるとは思っていない。やっぱり実績がないんで、未だにそういうのがイメージできないんだよな。
とはいえ、次のような思いからある種の練習も兼ねてアフィリサイトの改修を決意したわけだ。
- 何か行動をしたい
- WordPressを使ったサイト制作のレベルを少しでも上げたい
- 自分の思い描くサイトを作れるようになりたい
オレの作りたいサイトとは
まったくもって本当にオレの趣味の話なんだが、オレは一応理系出身ということもあって、あまり文章を読むのが好きじゃない。
どちらかというとデータが好きなわけ。
アフィリサイトでいろいろな商品を紹介していても、自分で書いていて
「こんなの誰が読むんだろう」
って思っちまう。
もう少し具体的に書くと・・、
「どうせ商品を紹介したりするなら価格.comみたいな形式でいいんじゃねぇ」
と思うタイプなんだよ。
みんなが商品を買う時、差別化が難しい商品同士を比べるなら最後は「メーカー(ブランド)と値段」じゃねぇかなって思う。
これが、オレの思考。
だからどうせアフィリサイトで商品を紹介するならサイトを見に来てくれた人にデータを提供したいと思っていた。
で、そのデータは入力も出力も機械的なフォーマットでいいはずだから、できるだけ無駄を省きたいと思うわけだ。
イメージとしては、下の図の右側みたいな感じだ。必要な項目は淡々と入れていって、出力時に所定のフォーマットになるようにする。
改修前は文章としていろんな出力をイメージしながらデータを文章として入力していく必要があった。
改修後は、データと文章を切り分けて入力できるようにし、出力もフォーマットに即して表示できるようにする。
読者への配慮という点もあるんだけど、自分的にこの方が楽だと思うんだよね。それに無駄もない。逆に書くことを制限して本当に重要なことだけ書くようにしたいというわけだ。
よくブログを書く時、ある程度の字数が必要なんて言うよな。もちろんそれもそうなんだけど、無駄にダラダラと字数を稼ぐためだけの文章を書きたくない。
読者はそんなダラダラとした文章を読みたいわけじゃない・・と思うんだよな。(ちなみに、Googleもだんだん賢くなってきているんで、そこに対する忖度的にも意味のない文章は考える必要があるんじゃないか・・と勝手に思っている、オレは。)
面白い内容ならいいんだけど。オレには無理だ(笑)
と、こんな風にイメージはしていたんだけど、やり方がわからなかったんだよな。しかも、↑でも書いたようにそれほどの熱意もなかったし。調べようとも思わなかった。
もしできるようになったらこんな応用も
ちなみに、こういう感じでサイトができるようになれば次のような感じのサイト制作もできるようになるんじゃないかな。
- グルメサイト:自分が訪れた店の情報をまとめていくサイト
- エステ・サロン系サイト:系列店などあるジャンルに沿った店舗情報をまとめていくサイト
- 商品まとめサイト:紹介したい商品を価格や商品特徴などでまとめていくサイト
日記系のブログでも、行ったレストランを文章じゃなくフォーマットに沿ってきちんとまとめておきたい時ってあると思う。
そんな場面での応用もできると思うから、これくらいはサクッとできるようになりたかったんだよね。
オレの考えたアフィリサイト改修の方針
1ヶ月くらい前からかなぁ、例の感染症のおかげでできた1週間くらいの夏休みを利用して何かできないかなと思うようになったのは。
で、アフィリサイト改修について考えるようになった。
WordPressについてはド素人のオレが、サクッとそういうサイトを作る方法をいろいろと考えたんだけど、いい案がでず悶々としていた。
一番速いのは多分「そういうことができるテーマ」を使うことなんだろうなぁ、とは思ったんだけど、それだと
- 金がかかる(かも。フリーのものがあればいいけど)
- 自分の目的にあったミニマルなものがいい(ある程度仕組みを理解して応用できるようにしたい)
- 今後の自分のスキルアップにつなげられるようにしたい
といった課題をクリアできないんじゃないかと思ったわけだ。そういうテーマの選定自体も時間かかるしな。
WordPressが利用しているDBに独自のテーブルを追加して、入力フォームも完全に自作するという方法も検討してみたけど、
「オレのスキルだと手間というか時間がかかるしWordPressを使っているメリットを享受できない・・かもな」
と思っていたところで辿り着いた答えが次の方針。
カスタム投稿タイプとカスタムフィールドを活用する
という何とも「何だそりゃ」的な結論。
種明かしをすると、本当は最初にこの方針でやろうと思ったんだが、ちょっと引っかかるところがあって途中で挫折しちゃったんだよね。
で、方向転換して、テーブル追加してスクラッチから組もうと思って管理画面を作っている途中で面倒になったんだよなぁ。
でも、テーブル追加(これはあまり関係ないけど)→ショートコードの自作→管理画面自作と進めていく中でWordPressの中身とかそもそもの用語なんかを知ることができて、改めて最初に考えていた方針でやり方を調べていたら思いの他いろいろな情報の理解が進み結果としてうまくいったというわけ。
具体的な改修手順
ここからは具体的にどうしたのかについてまとめる。
とはいっても、冒頭で書いたとおりサイトのスクリーンショットとかコードの編集例とかはないからごめんな。
一応、アフィリサイトについては非公開ということにしてるんで。
この記事を読んでくれてるヤツのWordPressの環境(バージョンや利用しているテーマも含めて)とか、運用方針とかによって必要な編集ファイルとか編集内容が変わってくると思う。そうすると丁寧にコード書いてもあまり意味ないかもと思っちゃうんだよな。
それに、そもそもオレのレベル的に、適切な形で説明なんてできないしな!(笑)
だから、というわけでもないんだけど、今回の改修で参考にした西沢さんのサイトを下に貼っておくから参考にしてくれ。
というか、このサイトを見れば、オレの説明なんて必要ないから。それくらい具体的で分かりやすく説明されてる。
プラグインの使い方もスクリーンショット付きで一つ一つ解説されているし、事例も分かりやすいから、WordPress初心者でも大丈夫だろう。
今回のような改修ではコードの編集も必要になるから、その辺はPHPを少し勉強すれば何とかなると思うぞ。(PHPの勉強も、初心者レベルで十分だと思う)
WordPressのファイル構成、独自の関数には戸惑った
最終的に改修方針が決まってからは結構サクサクと作業を進められて、時間にすると多分10~15時間くらいで全部の作業を完了できたと思う。
もちろん、朝から晩までぶっ続けでやっていたわけじゃなく、結構細切れでやっていただんだけどな。おっさんになると、集中力もなくなるし。今回そのことがよくわかったよ。
で、その中で戸惑ったのはやっぱりWordPressのファイル構成かな。
WordPress自体はちょっと前から使っているものの、真面目に勉強してこなかったから、ファイル構成とかWordPressの中のことよくわかってなかったんだよね。
で、↑で張り付けたサイトを参考にPHPファイルの編集をしようと思ったときに、どこに目的のファイルがあるのかわからなくて、一瞬だけ諦めそうになった。この原因の一つにはオレが使っていたテーマの独自性もあったから、まさに人に依るんだろうけど、マジで焦ったよ。
あとは、WordPress独自の関数(なのか?)にもピンとこなかった。
わかれば簡単なことだったんだけど、引数としてファイル名をとっているということが分からなかったんだよな。すぐに気が付きはしたけど、おっさん的には焦った。
関数の引数としてファイル名を渡すとき、拡張子を省略するからなぁ。
でも、逆に言うと戸惑った点はそのくらい。
あとはPHPファイル編集時のコードの問題だけで、これは全体の中では大きな問題ではなかった。
WordPress Popular Postsには要注意だった
あと人気ランキングを表示するためのプラグイン「WordPress Popular Posts(WPP)」にもちょっとハマったよ。
戸惑ったという意味ではこれもそうなのかもしれない。
このプラグイン、ものすごく便利だし、よくできているプラグインだと思うけど、どうやら使っているテーマとの相性次第で、せっかくのウィジェットがうまく動かないことがあるみたい・・なんだよな。
サイドバーとかにウィジェットをセットしようとしても保存できない状態になってその先に進めない状態で。
これを解決するには、テキストウィジェットに、WPPのショートコードを埋め込むことで解決できることが分かった。ショートコードに引数を渡せば、ある程度思いどおりのランキング一覧を表示できる。
オレ的にはショートコードを使った表示がイヤだったから、結局「sidebar.php」というファイルを編集して、PHPからWPPを利用することでランキング一覧を表示することにした。
ただ、ここで引っかかったのが、
「sidebar.php」を編集しただけではランキング一覧が表示されない
という問題。
これ、やっぱりオレの使っているテーマとの相性なのかなぁ?あまり深く追求しなかったけど。
いろいろと試していて、空のテキストウィジェットを入れておくと「sidebar.php」に入力したとおりに表示されることがわかったので、結局この場当たり的な対応で解決。
いつか問題が再発しそうだなとは思いつつも、とりあえずこれでOKにした。
結果がでるのは1年先・・かな?
とまぁ、遠回りをしてしまったものの、何とかアフィリサイトの改修は完了した。
↑で書いたとおり最終的な方針が決めてからは実際それほど時間はかからなかった。
面倒なインターフェイス部分の実装とかがなかったからな。表示部分の編集だけだったし、正直それほど凝ったものでもないしな。
改修が終わってから、早速数件の投稿をしてみたんだが、やっぱり記事が作りやすいし、何となくやる気になっちゃう。いやいやダラダラと意味のない文章を書くのとは違うからな。
今回改修したアフィリサイト、正直報酬は期待していない。現時点で1日に1人(!)ユーザーが訪れるかどうかくらいの、ダメサイトだしここまで落ちたら這い上がれないだろうしな。
ただ、せっかく来てくれた(ライバルユーザーではなく)ガチのユーザーには、できるだけ自分がいいと思える情報を提供したいと思っていたから、自分としては満足だ。
いずれにしても今回の改修が良かったのか、あるいは悪かったのか、その結果は1年後くらいでないと判断できないだろうな。
その間に、記事は増やし、できることはやったうえで判断したいと思っている。
まとめ
改修したサイトのビフォアーアフターの画像とか、具体的なコードは掲載しないけど、改修の方針はざっと以上のような感じだ。
WordPressって、みんな使っていると思うけど、実際に利用しているテーマとか環境、運用方針なんかも人それぞれだと思うから、やったことを具体的に書いても参考になる例はほとんどないだろうからな。
どちらにしても、この結果、どうなるかはちょっと先の話になる。結果がでたら、また記事にして報告したいと思っているから、気になるヤツはTwitterとかでチェックしておいてくれよな。