ほっともっとの2021年7月に登場した「大判カルビ重」を食べました。
昨年も登場し、食べていたので結論はわかっていましたが、あえて再挑戦しました。
しかし、やはり結果は同じでした。
結論は、「注文したらあかんヤツ」。
厳しい結論を下さざるを得なかった理由も含め、どのような弁当なのかを記事にまとめました。
これ、昨年も食べてがっかりした弁当(泣)
今年もでちゃったんですね「大判カルビ重」。
この弁当、昨年も登場していて、食べたんです。
その時は新メニューのレビューをしていなかったので、特に何もコメントは残していませんでしたが、正直、がっかりでした(泣)
なので、今年も登場すると知った時、記事にするかどうか相当迷ったのですが、食べたことのない人に対し何かしらお役に立てるのではないか?という思いで、注文、記事を投稿することにしました。
「大判カルビ重」の基本情報を整理
何はともあれ感想に行く前に「大判カルビ重」の基本情報を整理しておきましょう。
ほっともっとには私の大好きな「カルビ焼肉弁当」があるのですが、その弁当に使われている肉とは(恐らく)違うカルビを使ったのが大判カルビ重。私の推測になりますが、恐らく「カルビ焼肉弁当」よりもいいカルビを使っていると思います。
見た目通り、大きめにカットされたカルビをフライパンで一枚一枚丁寧に焼いてご飯の上に乗せています。
お値段は税込590 円とハイクラス弁当となっております。
脂身の多いカルビなので、カロリーは722 kcal。
というのが、概要になりますね。
これだけ聞いて、メニューやポスターの写真を見ると本当に食べたくなるわけですが、大きな落とし穴があるんですよ、コレ(笑)
「大判カルビ重」の外観をチェック
今回注文した「大判カルビ重」の外観を見てみましょう。
まずは蓋つきの様子。
「アレ?」
って思いました?もしかして。
ですよね。
でも、まだわかりませんよね(笑)
そこで、蓋を開けた様子が↓の写真。
「??」
「何か、隙間多くない?」
って感じじゃないですか?そうなんです。大判カルビのはずが、焼いた結果小判になっていて、妙に隙間が目立つんですよね(笑)
「大判カルビ」自体は美味しい!でも、ボリュームがないんです、コレ!
食べた感想の前にもう少し外観を見ておきましょう。
カルビ焼き肉のアップ写真が↓になります。
これを見た限りは本当に美味しそう。
冒頭でも書いたように脂身が多いので、肉汁のおかげですごくツヤツヤしています。
この様子は「カルビ焼肉弁当」のカルビとは様子が違うわけです。(どっちが美味しい、美味しくないということではなく)
↑のアップ写真だけなら全く問題ないんですよね(笑)
あと、ついでに恒例となっていますが紅ショウガの様子も写真に撮りましたので掲載しておきます(笑)紅ショウガは相変わらず美味しそうです。(まぁ、これは共通のおかずなので、見た目も味も同じですね)
上で撮影した肉を持ち上げた時の様子が↓になります。
残念ながら、それほど肉厚というわけではありません(^^;
まぁ、普通ですね。大判になっている分、ひらひらとしていて、薄く感じるかもしれません。
あと、この写真からわかるのは、大判カルビを焼く際のたれは結構量があって、ご飯にしみ込むくらいだという点。
うな重やカットステーキ重のように付属のたれはないものの、このタレがいい味を出しているのは否定できません。
いつものお約束、ごはんと一緒に撮影した大判カルビの様子が↓の写真です。
大判カルビの厚さがちょうどよいため、ご飯と一緒に食べる際、箸を使って口に運びやすくなっています。この点は良いと思っています。
大判カルビ重の気になるお味は
一通り大判カルビ重の様子を写真と共に見てきました。
実際に食べてみた感想を申し上げると、美味しいです!
これは間違いありません。
大判カルビはやっぱり「カルビ焼肉弁当」の肉とは明らかに違っていて、脂身もしっかりあって味もしっかりしている印象。
「カルビ焼き肉弁当」の肉は少し筋っぽい部分が多い印象がありますが、大判カルビ重の肉は筋と思われる部分がほとんどなく、やわらかいんですよね。「口の中に入れると、とろける」くらいの印象を受けました。
肉の厚さも↑で書いたとおり、ご飯と一緒に頬張るにはちょうど良い厚さになっています。
ご飯を包み込んで食べるにもちょうど良い厚さだと思います。
大判カルビを焼く時に使われるたれも、ちょうど良い濃さだと思います。そこに肉汁が溶け込んでいてよいいっそう深い味になっています。
このタレとご飯との相性は抜群です。
と、味だけでいえば非の打ち所がないくらいに美味しいと思いました。
問題は内容とボリューム
とても美味しい「大判カルビ重」ですが、問題はその内容とボリュームなんです。
まず最初に、これは言っては身も蓋もないのですがメニューの名前が「大判カルビ重」というだけあって、このお弁当、肉しかないんです(笑)当たり前なんですが。
肉を食べるためのお弁当ですもんね。
なら「その肉は?」というと、確かに美味しいことは美味しいのですが、ボリューム感がなさ過ぎて、お弁当を受け取った時のがっかり感がハンバないんです・・。
「肉食うぞ!」
って意気込んで注文して、お弁当受け取ったら↑の写真のような「スカスカなお弁当」じゃ、気が抜けますね。
百歩譲って肉の量が少なくても、「カルビ焼き肉弁当」のようにもやしのナムルとかキムチが入っていて見た目にボリューム感があれば、まだ納得できると思うんですけど、そういう風にもなっていない。
しかも、それをわかっていて注文するなら、サイドメニューを充実させるとか事前に打つ手があるのですが、メニューに掲載されている写真のような感じを想定していたら、そういう対応もできませんよね。
そういうことで私はこの「大判カルビ重」は注文したらあかんヤツだと考えています。
栄養価はこんな感じ
さんざん「大判カルビ重」のダメ出しをしてきましたが、一応栄養価も見ておきましょう。
カロリーは冒頭で書いたとおり722 kcalと見た目のボリューム感とは裏腹に結構高いです。
これは脂身が多いためだと考えられます。
タンパク質は20 g未満となっています。私の場合1食当たりの目標量は約28 gくらいなので、「大判カルビ重」だけではタンパク質の量のクリアはできません。
一方脂質は1日あたりの目標の最大値は約72 gなので、単純計算で1食当たり最大で24 g以内におさめたいところですが、こちらのメニューの場合約28 gとなっているため、軽くオーバーしてしまいます。
使われている肉の部位を考えると致し方ないのですが、ボリューム的に満足もできないうえ、栄養価的にも目標値に入らないとなるとかなり残念感が残るのは否めないでしょう。
※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」に基づく30~49歳の成人の1日に必要な栄養素の1/3量を計算。本品のエネルギー、タンパク質などが、その基準に対して何%に相当するかをチャートに表している。
※女性のチャートを表示する場合は、「女性(30~49歳)」をクリック
どうしても食べたい人は「肉2倍」にして注文するべし!
「大判カルビ重」について、なんだか申し訳なくなるくらい、散々な感想を述べてしまいました。
美味しい弁当であるのは否定しません。完全に「満足度」の問題なんですよね。これは。
同じ590 円を支払うのなら、絶対に「幕の内弁当」がよいと思いますし、肉を食べたいというのであれば30円安い「カルビ焼肉弁当」を注文した方が良いと思います。
ただ、どうしても「大判カルビ重」が食べたいという人は、お値段は高くなりますが「肉2倍」を注文して、きちんとした満足度を得られるようにすることをお勧めしたいと思います。(「肉2倍」だと税込890円!)
もちろん、この記事に掲載されている写真を見て十分納得の上で注文されるのは構いませんが・・・。
兎にも角にも、結論として「大判カルビ重」はおススメできないお弁当であるといえます。
まとめ
ほっともっと2021年7月に登場した「大判カルビ重」を食べた結果をまとめました。
結論は「注文したらあかんヤツ」です。
残念ですが、仕方ありません。
普通に「大判カルビ重」を注文しても期待できる満足度を得ることはできないと言えるでしょう。
もし、どうしても「大判カルビ重」を食べたいというのであれば、多少高くなりますが「肉2倍」を注文してきちんとした満足度を得るようにしていただきたいと思います。
というわけで、今月登場のレギュラー弁当はこれで終わりです。
本当は「ファミリー焼肉ガーリックライス」があるんですが、こちらはさすがにパスさせていただきます(笑)
来月の情報はまだ入っていませんが、どんな弁当が登場するのか今から楽しみです!