各自の年金に関する諸情報が見られるという「ねんきんネット」ですが、前回記事に書いた時は、何かしらの不備(?)があり登録できませんでした。
今回ようやく登録を完了したので、これを記事にまとめました。
「ねんきんネット」には登録できた、でも問題はそこじゃないよね?
もう2ヶ月前か・・。「ねんきんネット」に登録しようと試したけど、結局できなかった。(詳しくはその時の記事を見てほしい。)
で、どうしようかいろいろと考えていたんだけど、結局、手紙を送った(笑)。本当にアナログというか、昭和ですわ。
オレ、嫌いじゃないんだけど、殊更こういう事務的な話においては別ね。手間と金をかけずにやりたいんだよな、できるだけ。
でも、実は手紙を送ったんだけど、話がかなりややこしいことになって、記事にしようかどうか迷っていたんだよ。というか、非常に説明が面倒くさいから・・・。箇条書きにすると次のような流れだった。
- 県の年金担当課へメールを送る:最寄りの年金事務所へ「メールを転送してもらいたい」と。
- 年金担当課からの返答:「メールはない。手紙を送ってくれ」
- 最寄りの年金事務所に手紙を送る:自分の置かれている状況を説明(マイナンバーカードの写しも同封)
- 日本年金機構からハガキが届く(→いわいゆる「年金定期便」だった)
- 年金定期便到着から2日後、最寄りの年金事務所から手紙が届く
とにかく、二重三重に平行して当局とやり取りをしたわけだ。
でも「年金定期便」が届いた時点で、「オレ、何やってたの?」って感じで白けちゃった。とはいえ、問題が顕在化したこと自体はよかったんだけどな。
で分かったことは次の3つ。
- 日本年金機構のデータベースには、やっぱりオレの旧住所が登録されたままだった
- 上記の登録住所を変更するには、勤め先に住所変更の書面(「健康保険 厚生年金保険 被保険者住所変更届」)を提出する必要がある(?これ、はっきり言って謎なんだけど)
- 年金定期便に書かれている「アクセスキー」を使えば、10分足らずで「ねんきんネット」登録完了(笑)
というわけだ。
今回届いた「年金定期便」の内容によると、「『ねんきんネット』とマイナポータルが繋がった」そうで、
「だったら、何でマイナンバーカードに登録している住所が反映されないの?」
と思っちゃったわけだけど、そういう仕様なんだろうから、あまりいろいろと考えても無駄かな。ちょっと解せん部分もあるにはあるけどな。オレみたいなおっさんじゃ理解できない高度な内容なんだろう、こういう仕様になっているのは。
あと、今回の問題とは直接関係ないんだけど・・・、
「もう、そろそろメールアドレスくらい持とうよ、年金事務所でも」
とは思ったよ。マジで。多分、あるにはあるんだろうけど、
「特殊な事案でメールを使うと、アドレスが漏れて、市民からのアクセスが殺到し対応ができなくなるから教えない」
とかいう理由で教えてくれないんだとは思うだけどな。(逆に、それならまだ安心するわ。いまどき本当にメールアカウントがなかったら、ヤバいよな。)
年金機構への住所登録は勤め先を通して行うのか?
今年の春に年金事務所の人と話してわかったのは、住民票などの情報を管理しているデータベースと年金機構で管理しているデータベースが全く独立していて、いくら住民票を移してもその変更は、年金機構には反映されない。
それはわかった。(かなりダサいとは思ったけど、歴史的なものもあるだろうし、それは仕方ない・・・と思おう(笑))
で、今回手紙に書いてあった内容からすると、勤め先を通して年金機構の住所変更が行われるということだから、恐らく年末調整とか何かしらのタイミングで企業から年金機構へ従業員の情報と共に税金を納める際、情報を照合するんじゃねぇかな?
これまでオレが年金機構への住所変更届を意識せずにこれたのは、会社が毎年この作業をやっておいてくれたからなんじゃないか?
ということは、実のところ、最終的にもらった住所変更の届け出書を会社側に提出しなくても変更はしてくれるんじゃないかと思っている。
・・とはいえ、オレ、チキンだから。これで住所が変更されないとまた面倒なことになる、それはイヤだ。だからおとなしくお上の指示に従うことにする。
アクセスキーさえあれば「ねんきんネット」登録は実に簡単!!
というわけで、いろいろとあって1ヶ月以上かかってしまったわけだが、何とか「ねんきんネット」への登録は完了。
どれだけ需要があるかわからんが、一応「ねんきんネット」への登録手順のスクリーンショットを貼り付けておくな。
くどいかもしれねぇが、これは「アクセスキー」がある場合。
途中までは、以前の記事で書いたとおり
ねんきんネットへのユーザー登録、アクセスキーがあるかどうかを選択する画面までは以前の記事で書いたとおりだ。
一応ねんきんネットへのリンクは改めて貼り付けておく。
今回はアクセスキーがあるから、当然「有効なアクセスキーあり」を選択する。
年金定期便で送られてくるアクセスキーは有効期限が3ヶ月しかないから注意な。後でやろうと思っていて、いつの間にか期限切れになっていたというようなことのないように。
利用規約を確認する
ちゃんと利用規約を確認してから、「利用規約に同意する」にチェックを入れ、「ご利用登録を続ける」をクリックする。
セキュリティに関するウィンドウを確認し、閉じる
セキュリティ上の危険がある旨の文言が書かれたウィンドウが表示されるので、確認のうえ、閉じる。
アクセスキーと基礎年金番号、その他の情報を入力する
アクセスキーと基礎年金番号そして、以下のような情報を入力する。
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- パスワード(自分が登録したいねんきんネットのパスワードな)
- 秘密の質問と答え
- メールアドレス
- お知らせメールを希望するか否か
- 電話番号
「せっかくアクセスキーがあるのに」と思ったけど、重複するような情報に対してもおとなしく入力。
まぁ、確認行為も兼ねてるんだろうけど・・、とりあえず黙って入力あるのみ!
入力内容の確認
前の画面で入力された内容が表示されるんで、ここで確認。
「※元号をよくご確認ください」というのが、泣ける。そういう時代になっちゃったんだな。だよな。平成生まれでも30歳オーバーだからな。
ユーザーID発行を待つ
この画面、ちょっとだけ時間がかかる。
上のスクリーンショットを見ればわかると思うけど、青いバーが100%になるまで待つことになる。何にそこまで時間がかかるのかは正直分からないんだが・・・。
まさか、人が見てるんじゃないよな?(笑)
一旦、申込完了の画面
メールが送られてくるので、その本文に書かれているURLをクリックして登録完了するというパターン。
当然だけど、画面の指示に従い、送られてきたメールの内容を確認し、中に書かれているURLをクリックする。
発行されたユーザーIDを確認する
送られてきたメールの中に書かれたURLをクリックすると、新しい画面が表示され、そこの中に発行されたユーザーIDが表示される。このユーザーIDを確認する。
ここで注意する点は、この画面以外にユーザーIDを確認できないということ。つまりメールで送られてくることもないので、この画面に表示されているユーザーIDを書き留める(!)か、画面を印刷しておかないとわからなくなるという話だ。
ここは本当に注意な!
面倒だが仕方ない。
スマホあるんだったら、とりあえず写真撮っておくのが無難かもしれんが、撮った写真をちゃんと管理しておかないと危ないからな!
オレは、印刷したけど(笑)おっさんなんで。
ねんきんネットの最初のログイン時に謎な質問があるけど、落ち着いてな!
で、ようやくねんきんネットへログインするためのユーザーIDとパスワード(これは、自分で設定したやつな)が揃った。
最初にねんきんネットにログインするとき、↓のような画面が出てくるけど、落ち着けよ。
「ねんきんネットが使えるようになったから、もう紙の『年金定期便』いらないよね?」
というメッセージと、登録の画面。
もちろん、引き続き年金定期便を送ってもらうこともできる。
「ペーパーレス化」というのもちょっと、イメージ的にアレなんだけど、画面上で見られればいいんで、オレは「ペーパーレス化する」を選んでおいた。
あとは適当に画面を進めれば、念願の「ねんきんネット」の画面を拝めるというわけだ。
ちょっと手間取ったけど、ようやくねんきんネットを使えるようになった
以上が「ねんきんネット」が使えるまでの手順になる。
オレの場合はいろいろとイレギュラーだったから、こんなことになっちまったけど、普通のヤツならサクッと終わらせるよな。
入力の内容も特段難しくもないし、量的にも大したことないから大丈夫だろう。
ねんきんネット自体は、それほど大したことはないけど、いつでも自分の年金額を確認できて、想定を立てられるのはいいな。
ねんきんネットの具体的な内容とか、オレの現時点での年金額などについては、また別の記事にしようと思ってるから、気になるヤツはまたその記事を見てくれ。
まとめ
大分遠回りをしたけど、ようやくねんきんネットの登録が完了した。
年金機構のデータベースの更新方法とか、マイナポータルとの連携の仕方とかいろいろと疑問に思うところもあったけど、そこを責めても仕方ないし、着実にこういう電子化が進んでいること自体は評価するべきじゃないかなとも思う。
何と言っても1億人もの国民全員に対して提供しなけりゃならないサービスだから、相当いろいろと調整が難しいだろうからな。
大切なのは、どうすれば対応できるのかという情報を適切に入手して対応をしていくことだと思うんで、もしオレと同じようなヤツがいてこういう情報が参考になればうれしい。
兎にも角にも年金も大事な資産なわけだし、詳しい内容についてはまた別の記事にするんで楽しみにしておいてくれ!