40代の転職活動で学んだ(?)こと(上)

生き方

今年の春先にした転職活動に関して、自身の経験や学んだことをまとめます。

今回の記事で紹介する「転職活動で学んだこと」は、大きく次の4つです。

  • これまでの経歴・経験と関連性のある企業を選んで応募
  • 職務経歴書は「真面目」にまとめる
  • 自身が仕事で大切にしていることを整理しておく
  • ハローワークは求人が豊富

転職の背景

過去記事にも書いたとおり、昨年末にオレは事業に失敗しこの歳で身ぐるみはがされちまった。やむなく今年の春に転職し、いまは何とか生き延びている状態だ。

年齢もさることながら、職務経歴的にやっぱり転職活動は厳しかった。

時期的にはコロナの問題が本格化する前だったから、転職活動が難航した理由がコロナにあったとは考えていない。

で、今回の転職活動で学んだことをいろいろとまとめておきたいと思う。

オレと同じような境遇で、かつこのブログを読んでくれているヤツがどのくらいいるのかはわからんが、参考になれば嬉しい。

何はともあれ、まずは転職エージェントに見放される

オレは独立する前にも何度か転職をしてきた。

昔のオレは金に対する執着というか、金銭的自立ということ自体頭になかったから転職理由や方針はその時その時の仕事に対する考え方とか、(かっこいい言い方をすると)人としての生き方を求めた結果だった。

でも年収はそれなりに上がっていったわけだ。と言っても最高で40歳に入る前に800万円くらい。

転職の際には、大手転職エージェントのR社を利用していた。これまたオレはあまり何も考えていなかったから「大手なら大丈夫だろう」くらいの考えだった。

今回も転職(というか職探しだな)をするのに際して、R社にコンタクトし提案を待ったわけだけど、もらった回答は次のような感じだった。

この歳だし、もちろん条件はほとんどつけない状態で検索したんだが・・。やっぱダメなのね。

この歳になったら学歴は関係ないだろうし、やっぱり職務経歴かな。やらかしちゃってるからな、オレ。

ということで、よくわからなが、素人のオレのイメージでは

「転職業界最大手(?)のR社で紹介してもらえる求人がないなら、他社は無理なんじゃねぇ?」

と考え、結局おとなしくハローワークに行ったよ。

ちなみに同社のDMは送られ続けてるけどな。

ハローワークの求人件数と内容は侮れない!

別にハローワークに偏見があったわけじゃないんだけど、仕事がない状態での転職活動自体初めてだったし、なじみがなかったんで利用するのを後回しにしてたんだよな。

で、行ってみてよくわかったのは、ハローワークって結構な数の求人案件来てるってこと。

しかも求人内容も多種多様で、アルバイト的な求人から一部上場企業の研究開発職まで。

ハローワークの求人検索は正直使い勝手がいいとは思わなかったんだけど、ハローワークに行かなくてもWeb上で検索できる点だけでいえば特に支障はない。

ただ、もちろんデメリットもある。オレの感じたところでいくと、次のような点かな。

  • 転職サービスにあるようなキャリアアドバイザーはいない
  • 基本、どの求人案件も面接にかかる交通費は出ない!(→途中で気づいた。)
  • あくまでもハローワークは求人を掲載している広告媒体のようなもので、求職者の推薦とか事前の交渉とかはしてくれない(やってくれるのは、まだ募集をしているかどうかの確認や窓口に来ている求職者が応募する旨の連絡くらい。)
  • 応募する求人ごとに、ハローワークの担当者が企業側に電話確認して、正式に応募。この時に発行される紹介状を企業に提出する必要あり(これが、意外にしんどい)
  • 割と書面で履歴書や職務経歴書を送らなければならない企業が多い(ハローワークに求人を出している企業の9割くらいという印象。業界にもよるのかもしれんが)→これ金銭的・時間的な意味でコストがかかるし、当然応募に対するハードルもちょっと上がるな

とまぁこんな感じだ。

あと、これはたまたまオレの出会った企業がそうだったのかもしれんが、採用通知をもらっても給与等の条件をくれない企業がある。(この場合、こちらから尋ねるしかないな)

エージェントの場合、(当然)エージェントの取り分があるから、事前に条件面の提示をしてもらえるけどな。

応募した結果はどうだったのか

結局30社くらい応募したかな。

↑でも書いたけど、応募の流れがちょっと面倒でリードタイムが割とかかるんだよ。やっぱ10日くらいのイメージかな。

  1. 応募企業の決定+紹介状受領
  2. 応募(書面の作成→投函※中には「手書き」でという企業もあった)
  3. 回答受領

このサイクルを回そうと思うと大体10日。書面(履歴書、職務経歴書)は、基本同じだけど、自己アピール的な部分、カスタマイズ項目については企業ごとに調整をするので、やっぱり少し時間が必要なんだ。

身ぐるみはがされたオレは、印刷もコンビニだから、これまた手間がかかるというわけ。

「数打ちゃ当たる」的に何でもかんでも応募するしかないという状況だったんだけど、1日に応募できる数も正直限られているし(1社ずつ電話で確認してもらうから)、応募先企業からの応答があるまでにかなりのタイムラグもあることから1日に1社、1週間で5社ほどをノルマに決めて徐々に応募していった。

自分の希望する業界はもちろん、条件的に良い求人などを検討しながら徐々に方向性を修正しながら活動していった結果、最後の2週間くらいで立て続けに6社から内定をもらうことができた。

蓋を開けてみれば27社応募、6社内定。40歳のおっさんにしては健闘した方かもな。

転職活動の中で学んだこと

転職活動を通して学んだことを挙げると次のようなものになるな。

これまでの職務経歴(オレの場合は学生時代も含めて)の中で何か関連性のある業界、職種あるいは経験などを足掛かりにして応募企業を選択する
オレの場合は業界が全くひっかからなかったから、最終的には学生時代の専門分野、職種それに勤務経験に関連する企業で内定をもらうことができた
職務経歴書は、自分が考えている以上に「真面目に」まとめる必要がある
最初は昔使っていた職務経歴書のフォーマットをそのまま使っていたんだが、経歴が多くなってしまった今読んでもらうためにはどうすればよいかを考えて、構成を工夫した。
本当に単純なことだけど、分かりやすくするために見出しのフォントサイズを細かく調整したりなどきめ細かなまとめは重要なんだと思った。
面接対応というわけではないが、自分の仕事に対する考えはまとめておいた方がよい
まじめに40歳まで会社勤めしてきたヤツにはあたり前なのかもしれんが、オレくらい酔っ払った人生を送っているヤツは注意な。
仕事に対する自分の考え方、これは持っておいた方がいい。時々だけど面接のときに聞かれるわ、コレ。
自分の中に持っていても不意に問われるとうまくまとめられないだろうから、最大で3点くらいに絞っていつでも応えられるようにしておくといいだろう。
ハローワークは意外に求人情報が豊富

もしかしたら、どれも一般的な内容なのかもな、知らんけど。

最終的には自分で考えて、自分で判断するしかないと思うけど、何か考えるきっかけになるのならと思ってる。

ちなみに今回の転職ではさすがに初めて面接マニュアルみたいな本を買って勉強したよ。

読んでいて「オレ、やらかしてたな」と思った点もいくつかあったから、これまでに一度も読んだことがないというヤツは1,000~2,000円くらいの簡単なものでいいから読んでもいいかもな。

自分の考えや対応方法の整理にもなる。

ちなみに、最終的に選んだ企業は最も条件の悪いところ

一つバカな判断だったと思うのは、6社の中で最も条件の悪い会社を選んだところか。もらっていた条件だけで比較すると月給で10万円くらい低かったからな。

借金の返済スピードという面だけで考えても違ってくるもんな。

でも、まぁ今となってはどうしようもないし、いまの仕事に集中するだけだな。

逆境の中に生きる糧を見出す、これがオレの生き方なんで。

まとめ

今回の転職活動の中で気になったこと、ある意味での学びについてもう少しだけ触れておきたいことがあるんだけど、それは別の記事にしてまとめたいと思う。

ちょっと長くなってしまったからな。

とにもかくにも40歳の転職、やっぱり難しいな。特にこれまでの職務経歴をきちんとしていないと。

それでも拾う神はいるものだと信じて、書面や面接時の対応を考えてやれば何とかなる・・。

オレと同じ状況のヤツがどのくらいいるのかはわからんが、そんな感じで何とか頑張ってくれよな。

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