ベトナム2大都市の規模感ってどんな感じ?

ベトナム

ベトナムの首都であるハノイと経済の中心地と言われるホーチミン、これら2大都市の規模感をまとめてみました。

多少でもベトナムに興味のある方ならこの2大都市の名前を聞いたことがあるかと思います。一体どの程度の規模の都市なのでしょうか?

日本の大都市と比較した結果を記事にまとめました。

ベトナムの2大都市、ハノイとホーチミンってどんなところ?

ベトナムの2大都市、ハノイとホーチミン。

ベトナムに少しでも興味のある方ならこれらの都市名を聞いたことがあると思います。ベトナムにおける位置関係を示したのが次の図になります。ハノイはベトナムの北部、中国にほど近い場所に位置し、ホーチミンは南部にあります。

ハノイはベトナムの首都。政治と文化の中心地とも言われています。

ここ10~20年の間にかなり近代化されてきましたが、街の雰囲気にはどことなく懐かしい、落ち着いた雰囲気を感じます。

気候的には内陸性気候で、夏は暑く冬は寒い印象があります。(ベトナムというと南国のイメージを持つ方も多いかと思うのですが、北部の冬は結構寒いです(^^;)

中国に近い事や昔の建物が多く残っているからか、中国を連想させるような街の雰囲気があるのも特徴の一つと言えると思います。

ホーチミンは経済の中心地と言われています。ベトナム戦争以前はサイゴンと言われていました。今でもホーチミンのことを「サイゴン」というベトナム人が多いですね。

ホーチミンにある空港であるタンソンニャット空港(←ちなみにですが・・前田建設がODN案件として手掛けた空港です)のIATAコードはSGNになっています。このSGNというのは、Sai Gonからつけられているようです。

ホーチミンは多くの日本人がイメージする南国の気候で、意外かもしれませんが夏はハノイより暑く感じることはなく、過ごしやすいです。冬も寒くないので、多くの駐在員から人気があるのも頷けます(^^ゞ

ハノイ、ホーチミンは日本のどの県に近い規模感なのか?

前項で書いたような2大都市のハノイ、ホーチミンですが、どのくらいの規模の都市なのでしょうか?

私も実際に住んでいたわけですが、「どんな感じ?」と聞かれても実のところ上手く説明できないわけです。

そこで今回は人口や人口密度などから日本の都市と比較をしてみることにしました。

結論から言うと、次の図のようになります。

今回はみんな大好き(^^;Wikipediaから情報を参照し、表にまとめてみました。

ハノイは埼玉県、ホーチミンは大阪府の規模に近いことがわかると思います。

人口や人口密度だけで本当の意味での都市の「規模」は評価できないかもしれませんが、「規模感」、イメージはわかっていただけるのではないでしょうか?

こうしてみると、ハノイもホーチミンも結構な大都市なわけです。

日本一の大都市である東京にはかなわないまでも、埼玉県や大阪府に匹敵する人口・人口密度があると思うと、相当すごいですよね。

私も今回データをまとめてみるまで認識がなかったので、実は少し驚いています。

この記事を執筆している時点できちんとしたデータの裏付けはありませんが、私の肌感覚では2010年~2020年の間(特に2016~2019年くらいの間)に、それまで以上の人が都市部に集まるようになってきたのではないかと考えています。

そう考える理由は街中を走るバイクや車のナンバープレートに見る地方ナンバーの割合が増えたため。

以前はそれほど見なかった地方ナンバーが非常に増えたんですよね。特に2018~2019年にそう感じていました。

日本と同じで都市部に仕事が集まるので、人が集まるのも当然です。ベトナム人にとってバイクや車は大きな財産。だから当然のように、そのバイクや車をもって都市部に集まってくるというわけなんですね。

だから、逆に乗っているバイクを見れば、どこから来た人なのかすぐにわかってしまうわけなんです。

少し話はそれましたが、それだけ都市部の人口も増え続ける傾向にあるのと同時に、都市部の経済も成長し続けているのではないかと考えます。

人口密度が高まることによる経済への影響は?

人口密度が高くなることで、経済への影響はあるのでしょうか?

理論的なことはわかりませんが、次のような情報を見つけました。

第3章 第2節 集積のメリット - 内閣府
内閣府の政策(経済財政、科学技術、防災、...

これは2012年に内閣府が発表していた「地域の経済」という資料です。

この中に書かれている内容によると、人口密度が高くなることで次のようなことが起きるみたいです。

  • 小売業の生産性が高くなる
  • 労働生産性が高くなる
  • 非製造業での雇用創出/学術・専門サービス、その他サービスの集積が起きる

言われてみると、そうかもしれませんね。

これまでは農業や工業が産業の主体となっていたベトナムですが、ITやサービスと言った産業分野の発展が少しづつ実現していくものと思われます。

もちろん、農業や工業でも発展の余地があり、ITなどとのシナジーも期待できるのではないと考えています。

まとめた内容をA4一枚の書面に

以上の内容をA4一枚の書面にまとめました。

今回の内容もちょっと薄いですが、書面にて参照されたい方はご活用ください(^^ゞ

まとめ

ベトナムの2大都市にまつわる情報をまとめてみました。

ハノイとホーチミンはベトナムを代表する都市ですし、この2つの都市を外してベトナムの経済を読み解くことは不可能だと思います。

ただ、実はハノイとホーチミン周辺の都市の役割も大きいのと、ベトナム中部の都市であるダナンも現在脚光を浴びており、当サイトでは順次これらの都市についても記事にしていきたいと考えています。

それぞれの都市にどんな企業が進出しているのかがわかると、ベトナムのニュースを見る際のヒントにもなっていくと思います。

ベトナムに興味のある方は、引き続き当サイトをよろしくお願いします。

タイトルとURLをコピーしました