ベトナムの5つの中央直轄都市って知ってる?

ベトナム

ベトナムには63の省と市があります。その中で中央直轄都市と呼ばれている市が5つあります。

これら5つの都市は海外からの投資も活発で、日系企業も多数進出しています。株式投資を行う上でも知っておくことでニュースに対する親近感が湧くだけではなく、今後の動向を読むヒントになるのではないかと考え今回ご紹介することにしました。

ベトナムは58の省と5つの市からできている

ベトナム経済に興味のある方の中には「ベトナムは63省市でできている」と聞かれたことがある方も多いのではないかと思います。

ベトナムは58の省と5つの市からできています。

この5つの市というのが、今回ご紹介する中央直轄都市になります。

ベトナムの地方行政区画って、ちょっと複雑な仕組みになっていて私は完全に把握できていないのですが、まずはこのこと(63省市=58省+中央直轄都市の5市)だけでも覚えておけばOKだと思っています(^^;

中央直轄都市というのは、言葉のとおり中央政府が直接管轄している市のことで、行政区画的には58の省と同格に扱われるのが特徴。

ベトナムの行政区画は日本人にはなじみのない形になっていて、本当に違和感があるのですが、まずは中央直轄都市は特別なんだという認識を持っておくと、それらの都市に関するニュースを見る時に違った見方ができるのではないかと考えています。

ベトナムの5つの中央直轄都市はどこ?

前項で説明した中央直轄都市ですが、具体的には次に示す5つがそれらになります。

  • ハノイ
  • ホーチミン
  • ハイフォン
  • ダナン
  • カントー

ハノイとホーチミンは知名度やベトナムの中の政治的・経済的な役割からしてもすんなりと「そうなんだな」と思えるのではないでしょうか?(これらの都市については以前記事にしたとおりです)

その他の3つの市については、歴史的にどのようにして中央直轄都市になってきたのか私は理解していませんが、他の省に比べても経済発展と都市開発が進んでいる都市であることは間違いありません。

これら5つの中央直轄都市の位置関係を図にしたのが↓になります。

ハノイとホーチミンは以前もご紹介したので、割愛しますが、その他の3つの都市を一言で表すと次のような感じになりますね。

ハイフォンはハノイ近郊にある港湾都市。

ダナンはベトナム中部に位置する港湾都市。

カントーは「ベトナムの穀倉」と言われるメコンデルタの中心的な都市。

ダナンは近年観光都市としても脚光を浴びていて、割と有名じゃないかなと思います。近くには旧日本人街のあるホイアンもありますね。

また、貿易関係の仕事をされている方ならハイフォンの名前は聞いたことがあるかもしれません。

これら5つの中央直轄都市を地図で見ると、ベトナムの北部、中部そして南部のそれぞれ代表的な港を抑えているのと、ベトナム全土の経済発展の中心地としての役割がありそうだなと思えてきますよね。

それぞれの都市はどのくらいの規模感?

以前ハノイとホーチミンを紹介した時にもやりましたが、今回新たに紹介した3つの都市がどのくらいの規模感なのかを人口密度を軸に考えてみました。

それを現した一覧表が↓になります。

(ちょっとわかりづらくなってしまいましたが(^^;)これによると、ハイフォンはおおむね千葉県と同じくらいの人口密度、そしてダナンとカントーは福岡県と同じくらいの人口密度になることがわかっていただけるのではないかと思います。

中央直轄都市は引き続き経済発展していきそう

これらの都市には外資からの投資も多く入ってきていて、ますます経済発展が進んでいます。もちろんですが、日系企業もその中に含まれています。

ベトナムへの投資ニュースを見たり読んだりする場合には、どこに進出するのかを知ることで、ベトナム国内においてどのような戦略を立てているのか、あるいはどういう形でのびていくのか、他の企業とのシナジーなどいろいろと読めることが出てくると思いますので、是非参考にしていただければと思います。

今後新たな中央直轄都市が生まれる可能性もあるみたい

ちなみに現在中央直轄都市になっている市以外に、6つの都市が新たな中央直轄都市の候補に挙がっているみたいですね。それが次の都市です。

  • トゥアティエン=フエ省:ベトナムの古都、フエ
  • ダクラク省(バンメトートが中央直轄都市として独立予定?みたいです):コーヒー豆の産地で有名な都市
  • ビンズオン省:ホーチミンに隣接している省、南部の発音に基づきビンズン省と表記されることもあります。(多くの日系企業が工場を持っている省)
  • カインホア省:ベトナムのハワイと言われるニャチャンのある省
  • クアンニン省:有名な世界遺産ハロン湾のある省
  • タイグエン省:茶の栽培で有名な省、現在はサムスンの巨大工場もでき工業都市として発展中

これら6つの都市が中央直轄都市となるのがいつになるのかはわかりませんが、マークをしておいてもいいのかもしれません。

もし中央直轄都市に指定された際には、当ブログでもニュース記事として取り上げたいと思います。

まとめた内容をA4一枚の書面に

以上の内容をA4一枚の書面にまとめました。

毎度のことながら内容はちょっと薄いですが、書面にて参照されたい方はご活用ください(^^ゞ

まとめ

ベトナムの5つの中央直轄都市を紹介しました。

今回思い切ってこの「中央直轄都市」をテーマに記事を作成したのですが、実のところ私も詳細を理解できていません(^^;

ただ、経済的に重要な意味を持っているということと、国内外から注目されている都市であることは間違いないと考えています。

今後これら中央直轄都市についてベトナム投資に関連する情報があれば、より理解を深めたうえで記事にしていければと考えています。

引き続きベトナムの小ネタについてはTwitterにて情報共有をしつつ、経済的な影響のある内容についてはブログ記事にして考察をしていきたいと思いますので興味のある方は引き続きよろしくお願いします。

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